りんじん彼ジョ。~隣のお姉さんに襲われました~大人女子×専門学生
隣のお姉さん
夜中の2時。
月明かりと街灯だけが夜道を照らす、静まりかえった住宅街の筈だった。
つい、数分前までは──。
「開けろーー!いるのは分かってるからねぇぇぇ!!」
ドンドンとアパートのドアを叩きまくるのは、隣に住むケーコさんで、酷い近所迷惑の何者でもない。
「今すぐ、開ーけーろー!!」
試験週間が終わり、レポートもやっと完成して布団に入るところだったのに……。
彼女の声は遠慮を知らずヒートアップしていくばかりだから、大きな溜め息を吐いては重い腰を上げる事となった。
「もう、夜遅いんですけど……」
チェーンをしたままドアを開けると、顔を真っ赤にしたケーコさんの姿が目に入る。
それと同時に、予想通りお酒の匂いが漂ってきた。
「開けろってば!チェーンなんて生意気!」
声のトーンを下げないあたりかなり酔っ払っているらしく、スーツ姿なところから仕事の帰りにかなり飲んだのだと思われる。