りんじん彼ジョ。~隣のお姉さんに襲われました~大人女子×専門学生



あはは。あの、コウくんの困った顔。
面白かったなぁ。



「コウくんは浮気をしないんでしょ?」

「ちょっ…、待っ…」


いつも飄々としてすましている、その態度が余計に私を苛立たせた。



「もっと、強く……」


私自身さえも、何もかも壊して欲しかった。
低くて少し掠れた声が、ヨウスケとは違う歯切れのいい息が、私の耳を掠める。



「や、んぁ……は、ふぅ」


手首を痛い位に強く掴む手に、固い床に押し倒された。

もういっそのこと全部崩して滅茶苦茶にして、何もかもが無くなってしまえばいいのに。



一瞬でも今夜だけでも、頭の中から"現実"を忘れさせてくれるなら、本当に誰でも良かったんだ。


< 201 / 317 >

この作品をシェア

pagetop