りんじん彼ジョ。~隣のお姉さんに襲われました~大人女子×専門学生




「復活だと?」

「まぁ」


ジュンジュンの声がベランダに響けば、リクが気恥ずかしそうに口を尖らせた。



夏休みだというのに学校に集まるのは、休み明けの実習地が発表された為なのだけど。

これじゃ"夏休み"の意味が無いのは、気のせいだろうか。



「あんな笹沼の事シカトしてたのに、どんな心境の変化だよ」


あきれ気味のタカヤの声に、リクは慌てる様に俺に視線を向けた。
どうやら、コイツの目からして「言うなよ」という口止めらしい。



「なんだよ、実習前に付き合うとかさぁ!あり得ねぇ!!」

「ジュンジュン、わりーな」


ジュンジュンの嘆きに対して、リクが得意気に笑みを浮かべた。


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