りんじん彼ジョ。~隣のお姉さんに襲われました~大人女子×専門学生
そうか。ここはコウくんの部屋だったのか。
どおりで部屋の間取りが同じだと……なんて考えながら、この目の前の状況に思考が停止していく。
「あー、夢じゃなかったんだ……」
欠伸をしながら、隣の男の子、コウくんが上半身を起こした。
何も身に纏っていないからギョッとして、自分の胸元まで上げたシーツを握りしめる。
「俺、今日1限からなんで」
そう言って恥じらいも無く、目の前でパンツはき始めた。
「何ガン見してんですか?」
「や、あの……その。私あんまり覚えてないんだけど、その……」
「……」
「……」
「キスもセックスだってしましたよ」
コウくんが平然とそう口にするから、言葉が出てこない。
「ケーコさんに、俺が彼氏になればいいって言われましたが」
淡々と台詞を続けていく彼が嘘をついているようには見えなくて、私はただ唖然と聞くことしか出来なかった。