りんじん彼ジョ。~隣のお姉さんに襲われました~大人女子×専門学生



コンビニから出て、そのまま笹沼と駅へ向かって歩きだす。

当分、バイトも休みか。
そう思うと、不思議と面倒だと思っていたアルバイトも名残惜しくなる。



「あ、そうだ!コウくん!」

「……ん?」

「あのね。コウくんの実習先に行った先輩のレポート、コピー貰ってあるんだけど」

「え、マジ?」

「マジマジ!いるよね?」

「あー、欲しい」


先輩やバイト先の店長からも可愛がられ、後輩からも慕われる。

苦手意識は消えないが、これは俺には絶対に真似する事の出来ない、笹沼の尊敬すべきところだと思う。



「えー、何?何?じっと私の事見て」

「別に」

「やだ。惚れないでょ?」

「無いから」



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