りんじん彼ジョ。~隣のお姉さんに襲われました~大人女子×専門学生
「…………え、はぁ」
「無理!!私、そういうの無理なの!!」
そう口にするケーコさんは、ギロリと俺に目を向けた。
息は上がり、汗で濡れたTシャツが背中にベッタリとつく。
日は落ちておらず、辺りはまだ明るい。
「……無理って何が?」
「……」
「それに、あの日はリクも一緒だったし」
「リク?」
「あ、前にケーコさんも一緒に飲んで……」
一緒に飲んでキスしてた。て、嫌な出来事が頭をよぎる。
「こ、この間。さっきの女の子が夜中きてたのは」
「この間?あー、忘れもの?」
「……」
「笹沼はリクの彼女だし、ってなんでそんな機嫌悪く……」
目の前に立つケーコさんの瞳が困惑した様に泳いだ。