りんじん彼ジョ。~隣のお姉さんに襲われました~大人女子×専門学生
コウくんが"時間やべー"なんて言いながら、急いで着替えを始める。
教科書やらノートやら、紙の束をリュックに詰め込む彼の姿をぼんやりと見るしかなかった。
「鍵。ポストに入れといて下さいねー」
バタバタと部屋の扉が閉められて、1人裸のまま部屋に残される。
「う、嘘でしょ?」
コウくんがアパートの階段を完全に降りきる音を聞いてから、床に散らばった下着を拾って慌てて身に纏った。
このベッドで好きでも無い男の子と?
何となくだけど、ぼんやりと断片的に記憶が蘇ってきて、頭を思い切り横に振る。
「や、やだ……」
ねっとりとした舌を絡ませる音が。華奢に見えた胸板の厚みが。信じられないけど、ヨウスケでは無い感覚を確かに覚えている。
木村 佳湖、27歳。
今までこんな事、絶対に無かった。
時々、話した事はあるけど、よく知らない男の子とヤッてしまうという大失態をしてしまいました。