りんじん彼ジョ。~隣のお姉さんに襲われました~大人女子×専門学生
「わぁ、美人ですねぇ!」
なんて高い声出しながら、女の子は目をキラキラと輝かせる。
「大人の女の人って感じでー。あ、料理も上手だって聞いててー」
私とは全然違う、素直でよく喋って笑う子だった。
内容は全然入ってこないけど、褒められている事は分かる。なのに、素直になんか喜べない。
目の前の女の子に対して快く思えない、惨めな自分がいる。
「じゃぁ、また!お姉さんもさよなら」
そう言って女の子が背中を向けるから、やっと解放されると安堵の息が漏れたのに。
「……はぁ、騒がしい奴」
すぐ横に立つコウくんの溜め息に、一気に現実に引き戻された。