りんじん彼ジョ。~隣のお姉さんに襲われました~大人女子×専門学生
「ケーコ、さん……?」
コウくんの切れ長な瞳が静かに見開かれる。
「違う、違くて……。コウくん、あのね」
「何が違うんですか?」
何が違うのか私にも分からない。
ただ、この子の真っ直ぐな目から反らす事なんて出来なかった。
コウくんが腰を屈ませれば、私達の距離は一気に縮まっていく。
キスをされるのだとは理解していた。
避けようと思えば逃げられる位にスローモーションだったと思う。
「……ッ、」
この子の柔らかい唇が軽く当てた瞬間――、
息が出来ない位に胸が締め付けられた。