りんじん彼ジョ。~隣のお姉さんに襲われました~大人女子×専門学生
自分の状況も気持ちも、一体 彼と何を話したらいいかなんて分からない。
でも、画面越しのヨウスケの頬がヤツれていたのが分かった。
いつも自信に満ちた彼の背中が丸まって見えたから。
――私は別にいーよ?
――ヨウスケの浮気相手になっても、全然オッケー
彼から続けられる"終わりの言葉"を恐れて、切り捨てられない様に聞き分けのいい振りをした。
理由も状況も聞かず、ヨウスケに言い訳さえ求めなかった。
「コウくん。ちょっと、ごめん……」
彼を追い詰めてしまったのは、……きっと私だ。