りんじん彼ジョ。~隣のお姉さんに襲われました~大人女子×専門学生
実習中
大人の事情なのだろうか。
年上の人と付き合った事無いし、結婚や子供なんて考えた事もない。
ケーコさんを慰めたところで、簡単に彼女の心を手に入れられないのは分かっている。
俺の腕の中に抱きしめられたのも、キスを受け入れたのも。
彼女にとって、ただ一時の雰囲気に流されただけ。
フラフラと、どーしょも無い女。という事は、よーく分かった。
「やり直し!」
「……はぁ」
「"はい"でしょ。"はい"!何回言ったら分かるの?」
「……はい。すみません」
目の前には眉をつり上げる中年の女性、鬼の様なバイザーがいて。
デスクに叩きつけられたのは、俺の睡眠時間を削って書いたノートとレポート。
正直今は恋愛なんてものを考えている余裕は無い。