りんじん彼ジョ。~隣のお姉さんに襲われました~大人女子×専門学生
「タカヤは余裕だって」
「はぁ」
「定時に帰されてるって昨日言ってた」
「嘘だろ……」
俺と同じで、タカヤが実習に行っている施設も厳しいと言われている筈だ。
続けられるリクの言葉に唖然とするしかない。
俺の今週の生活といえば、終電間近までフィードバック。家につくのが0時回っている状態で、ろくに眠れていないというのに。
「アイツも楽しくやってるみたいだぜ」
「アイツって?」
「……」
「あー、笹沼ね」
リクが口にする"アイツ"なんて、笹沼以外いないのに。頭が回っていない証拠だ。
苦笑いが漏れる共に、実習先でバイザーや他の職員に可愛がられる笹沼の姿が、容易に想像する事が出来た。