りんじん彼ジョ。~隣のお姉さんに襲われました~大人女子×専門学生
女の1人暮らし。
1日に食費の買い出し5千円ってどんだけよ。
つい買い過ぎた自分が恥ずかしくなる。
その日の夜。隣の部屋のインターフォンを押してはみたものの見事に反応が無かった。
「まだ帰ってないんだ」
この時間に居ないという事は、バイトか友達とでも遊びに出かけいるのかな。
あんなに格好悪くて、情けなくて、我儘で強引な自分を見せているのに。
もしかして、あの子が私に好意を寄せているんじゃないかなんて。
"俺、ケーコさんの事"
この台詞の後に続く言葉、熱を帯びた瞳。
私は一体何を期待してるのか――。
帰ってきていないであろうコウ君の部屋のドアと、自分のスマホを交互に視線を落とした。