りんじん彼ジョ。~隣のお姉さんに襲われました~大人女子×専門学生
「……あの、さ」
「……はぁ」
待ち望んだ相手な筈なのに、うまく言葉が出てこない。顔もまともに見られない。
何から話をしたらいい分からなくて、ただ頬の火照り増していくだけ。
「え!?コ、コウくん?」
なのに突然この子が近付いてくるから驚いた。
「なっ、ちょっと待っ…」
肩にかかる重みにアパートの扉側の壁に寄りかかる形なる。
「すみません」
「……え?」
「あの。結構、飲まされてて」
「……え?」
「昨日、いや今日?」
「飲み会?えぇっ、ちょっと……」
訳の分からないまま、この子の全体重がかけられる。
そして、そのままコンクリート式の通路に崩れ落ちた。