りんじん彼ジョ。~隣のお姉さんに襲われました~大人女子×専門学生
自分克服
「不可ですか」
「結論からいうとね」
「……」
「合格点はあげられない」
目の前にいるバイザーが、はっきりとそう口にした。
「特に後半は関わり方が変わってきたし」
「……」
「後半の努力は伝わってきた」
「……」
「けど、もう少し何が足りないのか次の実習地で考えて欲しい」
「……はい」
実習最終日。
評価実習の不合格という現実が待ち受けていた。
確実に合格出来ると思っていた訳じゃない。
ましてや難しいといわれていた施設。
予想はしていたけど、先の事を考えるだけで目の前が真っ暗になる。
「今日で最終日だから担当に挨拶してきて」
「……はい」