りんじん彼ジョ。~隣のお姉さんに襲われました~大人女子×専門学生



「私の勘違いであって欲しいんだけど」

「……」

「違くて、私がキミをもしかして……」

「はぁ」

「いや、勘違いじゃなくていいの!」

「はぁ」

「でも。ほら、私、ヨウスケと別れたばっかりじゃん?一応会って無かったといえどさ」

「……はぁ」

「ただ、勘違いしてるだけかもしれないし」

「……?」

「寂しい時にキミに優しくされたから」


顔を上げればすぐ近くにケーコさんの顔が目に入る。
要点のまとまらない内容を口にする彼女の頬が、どんどんと赤く染まっていくのが分かった。



「ち、違うの。顔が見たかったの」

「はぁ」

「会いたかったの、キミに」








「つまり。それは、俺の事が好きかもしれないってことですか?」



< 287 / 317 >

この作品をシェア

pagetop