りんじん彼ジョ。~隣のお姉さんに襲われました~大人女子×専門学生
まだ少し幼さの残る顔立ちをした、この子の頬に触れて下から覗き込む。
「ねぇ、コウくん。本当に私でいいの?」
「はぁ」
返事は相変わらずだけど、羨ましい位にすべすべな肌に少しヤケる。
「キミには酷い姿ばかり見られてたし」
「はぁ」
「私、ちょっと自分勝手なところあるかもしれないし」
「今更……」
「お酒のむとテンション上がっちゃうし、記憶無くすし」
「ケーコさんこそ、こんな年下でいいんですか?」
今度はコウくんの手が私の頬に触れられた。
確かに"7歳"は大きいと思う。年代の思考とか、結婚について、社会的にも絶対に価値観が違う。
けど、完全にこの子不足だった私はそんな事どうでもよくなっていて。
「だって、キミは浮気なんてしなくて、彼女一筋なんでしょ?」
「……」
「それに、私そんなすぐ結婚とかしたい訳じゃないしさ」
「はぁ……」
「キミのこと好き……かもしれないし」
「……っ、それはどーも」
「……」
「……」
頬がボッと熱を持ったのが自分でも分かった。
こんなバレバレなのに、可愛げの無い台詞しか言えないなんて情けないな。
照れ隠しなのか、お互いに下を向いたまま沈黙が流れる。