りんじん彼ジョ。~隣のお姉さんに襲われました~大人女子×専門学生
「コウくんってさー、愛してるとか言わなさそうだよね」
「はぁ、無理ですね」
「だよね」
「でも、愛……、今はまだピンとこないですが」
「ですが?」
「そのうち愛に変わるんじゃないですか」
「なんか、コウくんらしい」
ベッドの上で横になりながら、コウくんの右手と私の左手が繋がれる。
今、この瞬間。
この優しくて温かい眼差しは、私だけの為に向けられるもの。
「あの、もう1回していいですか?」
「わざわざ聞かないでよ」
キミが穏やかに笑うから、隣で信じてもいいかもしれない、なんて――。