りんじん彼ジョ。~隣のお姉さんに襲われました~大人女子×専門学生
「もー、全然時間が合わないんですけど!」
ジョッキをテーブルに勢いよく置けば、
「あっはっは!まだ学業とバイト優先だもんねー」
ミサキ先輩の笑い声が店内に響いた。
先輩の式場関係の打ち合わせは、大分落ち着いてきたみたいで。
今は仕事帰りにミサキ先輩と馴染みの居酒屋に来ていた。
「でも、今日も明日もアルバイトなんです」
「おー、コウくん忙ししいね」
「土日もフルって酷くないですか?」
「ケーコちゃん、飲んで飲んで!」
なんて先輩が楽しそうにアルコールのメニューを差し出してくる。
「でもさー、ケーコちゃん変わったよね」
「えー、そうですかー?」
あの子と付き合い出して、綺麗になったとか?
「会えないで怒ってるの、付き合いたてのたての彼女みたい」
「……!?」