りんじん彼ジョ。~隣のお姉さんに襲われました~大人女子×専門学生
「ひぃっ……く…」
なんで毎度こんなに飲み過ぎてしまうのか、自分でも分からない。
ていうか、ミサキ先輩がいなくなったら誰が私に付き合ってくれるのか。
「どうしようー、誰か飲み行ってくれるかな」
なんて鞄をくるくると回しながら口を開けば。
暗がりな夜道に、面白い位に自分の声がよく響いた。
雲の合間にぼんやりと月が浮かんでいる。
この間まで異常気象とまで言われてあんなに暑かったのに、今じゃ寒い位だ。
「あはは、上着きてくれば良かったーかな!!」
でも、火照った頬に冷たい風が突き刺すから、この酔いをさますには丁度いいのかもしれない。
けど、飲み過ぎたのはあの子のせいなんだから。
「あんの無愛想のバーカ、バーカ!!」
「ケーコさん、何やってるんですか……」