りんじん彼ジョ。~隣のお姉さんに襲われました~大人女子×専門学生
普段ケーコさんとは時々会う位なのに、偶然というものは続くものなんだろうか。
「あ、お姉さーん!奇遇っすねー!!」
丁度、リク達が玄関のドアを開けたところで、出掛け先から帰ってきたであろう彼女と出くわす事となる。
「2回も会っちゃうなんて、運命の出会いってやつですねー」
なんて、リクがヘラヘラと笑いながら言葉を続けていく。
「一緒に飲みましょうよー!あ、俺達腹減って飯食ってくるんすけどねー!!」
リクの後ろでは、タカヤもジュンジュンも"ひゃはは"と笑い声を上げている。完全にアルコールが回っている俺等は、感じが悪いのは明らかだった。
その証拠に、ケーコさんは汚ないものでも見るかの様にギロリとリクの事を見ている。
なのに次の瞬間──、
「うん。いーよー」
彼女はそう口にして、不自然な位ににっこりと口元を緩めた。