りんじん彼ジョ。~隣のお姉さんに襲われました~大人女子×専門学生
「へー。医療系の専門学校だったんだ。知らなかった」
そう言いながら、ケーコさんがアルコールの缶を口につける。
「コウから聞いてないんすか?あーコイツ無口だからな」
そのケーコさんの隣をリクがキープしていた。
「うん、会っても挨拶位だったもんね」
「あー、はい」
向かい側に座るケーコさんに話をふられては、何で俺の方が気を遣わなくちゃいけないのか。
「コウってムッツリだからなー」
「うん、うん」
「あー、分かる!」
「ムッツリじゃねぇよ」
「あはは!やっぱりー!!!」
完全に出来上がってる酔っ払い達の笑い声が部屋に響いた。
テーブルの上にはケーコさんが作ってくれた、酒のつまみ。それと5人分のアルコールの缶があふれている。
「話戻るけどさぁ。じゃぁ、君達は病院で働くんだ?
「んー、病院とか後は施設とかですかね」
「ふふッ。私もね、病院で働いてるんだよ同じ同じー」
それは、知らなかった。
事務系の仕事って事は、医療事務だったのか。
なんて今更ながら、間接的にケーコさんの職業を知る事となる。