りんじん彼ジョ。~隣のお姉さんに襲われました~大人女子×専門学生
タカヤは彼女に呼び出されて、ジュンジュンは床に転がっている。
元から酒に弱い癖に、ヤケに飲んでたからな。しょうがない奴……。
口を開けて寝息をたてるジュンジュンのアホ面を見下ろして、溜め息が漏れる。
「俺、トイレ……」
パタン。ドアを閉めれば、ガラス越しに見えるケーコさんとリクが盛り上がっている空間が別世界に見えた。
歩きながら手を伸ばしたところで、アルコールのせいか足元がふらふらする。
用を足して部屋に戻ろうとドアノブに手をかけようとした時、
「彼氏はいるんすか?」
真っ赤な顔をしたリクがケーコさんの肩に手を回すのが視界に入った。
「いると思うー?」
なんて、ケーコさんが上目遣いでリクを見上げる。
「いるでしょ?お姉さん、メチャクチャ美人だもん」
「まーたまた、そんな事みんなに言ってるんでしょぉ?」
この間の酔い方とは明らかに違う、まるで男に媚びるような唇の動き。
そして、リクとケーコさんの影が重なった。