りんじん彼ジョ。~隣のお姉さんに襲われました~大人女子×専門学生
ヨウスケは医療機器を取り扱う会社で働いていて、うちの病院にもよく来ていた。
第一印象は、話しやすいやすいな位だった。
仕事場という事もあり、内緒にするのは当たり前だと思っていた。
「俺、結婚する事になった」
「……え?」
「相手はケーコと同僚の子なんだ」
「……」
「だから、」
続けられる言葉の予想がついた。
イケない事だって分かっていた。
自分でも馬鹿だと思った。
「わ、私は別にいーよ?」
ヨウスケを切りたくなくて、その場しのぎの台詞を口にする事となる。
「は?」
「ヨウスケの浮気相手になっても、全然オッケー」
「お前、本気?」
目を丸くして、眉をしかめて顔を歪めたヨウスケの顔は笑っちゃう位におかしくて、胸が張り裂けそうな位に悲しかった。