りんじん彼ジョ。~隣のお姉さんに襲われました~大人女子×専門学生
なんだよ、リクの奴。
前に飲んでる時、手に職を持ちたいからこの学校選んだとか言ってたけど。
本当は、自分のじいちゃんみたいな人の役に立ちたいからなんじゃないだろうか──。
「なんか俺、リクの事見直したわ」
「は?」
「ただチャラいだけだと思ってた」
「……俺の評価、酷かったんだな今まで」
ひでー、なんてリクはヘラヘラと笑って見せるけど、皆それぞれ色々考えてんだよな。
「おわっ!コウ、時間!!」
「ヤベー!!」
スマホの時間を見ては、俺等は急いでタバコの火を消した。
チャイムが鳴ると同時に教室へと戻ると、授業の講師がすでに教壇に立っているから慌てて席につく。
普段はテキトーに受けていた授業だったけど、いつもより真面目に耳を傾けてみたんだ。