りんじん彼ジョ。~隣のお姉さんに襲われました~大人女子×専門学生
「怒ってないの?」
ケーコさんが気まずそうにチラリと俺に視線を向ける。
彼女は昨日の事をどの程度 記憶しているのだろうか。
「覚えてるんですか?」
「曖昧だけど……きっと、多分、コウくんに凄く八つ当たりしたから」
「いーですよ」
「……ごめんね」
「こっちこそ大人気無く怒鳴ったりして、すみませんでした」
「あーでも、まだまだ子供でしょ?」
なんて、ケーコさんがぷッと口元に右手を当てるから、
「……」
返す言葉も見付からない。
「あっ、ごめん!そういうつもりじゃ」
「どういうつもりなんですか?」
「あはっ、私 弟いるから、そんな感覚でさー。ごめんごめん」
でも、笑い声を上げるケーコさんを見ている方が"らしい"なんて、そう思ってしまうんだ。