りんじん彼ジョ。~隣のお姉さんに襲われました~大人女子×専門学生
「あり得ねぇ……」
「なんだよ、そんな追試あんのかよ?」
俺が大きな息を吐けば、リクが怪訝な顔を向けた。
1階のロビーには先週のテスト結果が張り出されていて、周りの同じ学科の奴等が何人も項垂れている。
「……いや、1つ」
「ならいーじゃねぇか!!俺なんか3つだぞ?3つ!!マジでヤベーよ」
「3つはマズイだろ?」
「俺のバイト代がぁ!」
再試は1週間後。落ちたら留年決定で、笑い事じゃ済まされない。
「何でレポート提出して落ちてんだよ?」
「だって……」
すぐ隣では、同情する様に眉を下げたタカヤと、真っ青な顔をしたジュンジュンがいる。
落ち込むリクと喫煙所へ向かおうとすると、ポケットに入っているスマホが振動し出した。