りんじん彼ジョ。~隣のお姉さんに襲われました~大人女子×専門学生



そういえば、俺。彼女の連絡先知らないんだよな。
この件だって、連絡しようにも伝える事が出来ないから、下手に動けないよな……。






「本当の彼氏の存在隠して、彼氏役にされた?」


教室の端で、笹沼が大きな瞳をより丸く見せた。



「まぁ、そんな感じ」


笹沼は同じ学科で同じクラスの女子。リクの初カノで元カノで、今はリクが逃げまくっている。
それで、たまたまバイト先が俺と同じコンビニだったりする。




「えー!何それ??意味分かんなーい!!」


なんて、笹沼は何が楽しいのかケラケラと笑う。

コロコロと変わる愛嬌のある表情や親しみやすさ。甘え上手なところが上級生から下級生の男子、幅広くウケているのだけど。

コイツ経験豊富(そう)だからと思ったけど、聞かなきゃ良かったかな。



「でもー、それってさバレたらマズい相手って事なんじゃない?」

「バレたらマズイ?」

「浮気とかで知り合いとか」

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