りんじん彼ジョ。~隣のお姉さんに襲われました~大人女子×専門学生
さすが、笹沼ビンゴ!!
「それかー、彼氏が見られたく無い位に超ブッサイクとか……」
笹沼が人差し指を口元に当てながら言葉を続ければ、「サクラー、そろそろお昼行こうよー」なんて笹沼の名前を呼ぶ他の女子の声が耳に入る。
「あ、今週のバイト全部代わるのOKだから。被ってる日は他の人に代わって貰ってね!」
「サンキュー、助かる」
「ふふっ、何おごって貰おっかな。再試頑張ってねー!」
そう言って、笹沼は愛嬌のある笑顔を見せてから俺に背中を向けた。
暗がりで少ししか見たことないけど、ブッサイクでは無かったよな……?
て事は、あの女の人"ミサキさん"にバレたらマズい相手なのかもしれない。うーん、職場の人だから……職場不倫とか?
なんて考えを巡らせていれば、
「何、話してたんだよ?」
リクが恨めしげに覗き込んできた。