りんじん彼ジョ。~隣のお姉さんに襲われました~大人女子×専門学生
病院を退院する時、母親が病院に来てくれたのだけど、仕事があるからとすぐに帰省。
アパートに戻ったタイミングで、ヨウスケから"旅行に出掛けよう"と連絡があったのだ。
かなちゃんは赤ちゃんと共に実家に里帰り中。
平日、休みが取れてお前も退院したてで休みだろ?なんて言葉に、呆れてすぐに返事が出来なかった。
病み上がりなのに、正直バカなんじゃないの?って思った。
でも──、
私の事を心配してくれたヨウスケがいて。
私の事を考えて計画してくれたヨウスがいるから。
繋がれた手に視線を落とす。再び顔をあげれば、フッと口元を緩ませて穏やかに笑うヨウスケが目に入る。
「やっぱり、狡い……」
「ケーコだって、その顔ズリーよ?」
私とヨウスケの距離が縮まった。