りんじん彼ジョ。~隣のお姉さんに襲われました~大人女子×専門学生
──ケーコさんが誘ったんですからね
──脱がしますよ?
クスクスと笑いながら、男の子の上にまたがっている自身の記憶が脳裏に浮かぶ。
アルコールの匂い。漏れる甘い吐息に声。
部屋の中にぴちゃぴちゃと響き渡る官能的な水の音。
──こっちもどーぞ
落とされるキスも、舌の熱さも、手首を掴まれて滑らせたその先も。
少し冷めた目に潤いが増して、頬が紅潮していく瞬間も。
ヨウスケとは全然違う、乱暴な抱き方だった。
「ケーコッ、ゆっくりでいいから入れていい?」
私の上には、余裕の無い息を漏らすヨウスケがいる。
あんまり覚えて無かったのに、何でこんな時に思い出すのかな。