ブルーサファイアのような瞳を持つ君と
私は御手洗のために細い通路の奥の御手洗に行く。

すると

ドンッと誰かにぶつかる

「あ、ごめんね。」

と手を差し伸べてくれる

私はその手を握る

「いえ、こちらこそ前を見ていなかったので
ごめんなさい、お怪我はありませんか?」

すると彼は目を細め

「ふーん。君運命は変えられると思う?」

そう言われた瞬間グッとなにかに押さえつけられる様な重さがあった。

「っっ!」

私の顔色を見て彼は驚いている

「大丈夫か?」

顔をのぞきこんでくる

「えぇ。運命がもし変えられるとするなら私は……」

そこで口をつぐむ。
< 7 / 64 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop