ブルーサファイアのような瞳を持つ君と
「ねぇ君汗すごいよ?ほんとに大丈夫?」

と言うのでグッと口角を無理に上げて笑う

「大丈夫です。ではまたの機会で」

とだけ言って直ぐにBARを出る

「運命ね……」

その呟きは薄気味悪い空に消えていった。

私はひとり繁華街を歩き駅に急ぐ。

ガシッ

「ねぇ君そんな格好で歩いてると食べちゃうよ?」

と中年小太りの男の人がニタニタしながら近づいてくる

「やめてください」

必死に振りほどき足早であるくもすぐに捕まってしまった

「僕といい所行こうかぁ?」

と気持ち悪い笑みを浮かべた

「っっ。」

何も出来ず諦めかけた瞬間
< 8 / 64 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop