金平糖の甘い罠
ゆっこの妹となつは、偶然にも昔からの友達だった。よく一緒に遊んでいると聞いていた。
仮になつがメールを送ったとして、その内容が事実なら、涼の不倫相手はゆっこでは無いということかもしれない。ゆっこの妹が、姉の不倫をバラすようなメール内容を相談されるだろうか。
それに、なつは1ヶ月前に出産したばかりだ。きっと今は忙しい時期に違いないはずなのに、そんな他人の不倫を探るメールを送る暇はあるのだろうか。
なんだか、もう訳が分からなくなっていた。このままどんな顔してマンションに帰ったらいいのか。
「ごめんね、今は出産後だし子育てで忙しいから、また落ち着いたら連絡するね」
そう言って電話を切った。
聞きたいことは沢山あった。きっとマンションに帰ったら嫌でも聞くことになるだろう。そう覚悟はしていた。
ゆっこ、なつ、美代
誰を信じていいのか、恵は人間不信に陥っていった。
仮になつがメールを送ったとして、その内容が事実なら、涼の不倫相手はゆっこでは無いということかもしれない。ゆっこの妹が、姉の不倫をバラすようなメール内容を相談されるだろうか。
それに、なつは1ヶ月前に出産したばかりだ。きっと今は忙しい時期に違いないはずなのに、そんな他人の不倫を探るメールを送る暇はあるのだろうか。
なんだか、もう訳が分からなくなっていた。このままどんな顔してマンションに帰ったらいいのか。
「ごめんね、今は出産後だし子育てで忙しいから、また落ち着いたら連絡するね」
そう言って電話を切った。
聞きたいことは沢山あった。きっとマンションに帰ったら嫌でも聞くことになるだろう。そう覚悟はしていた。
ゆっこ、なつ、美代
誰を信じていいのか、恵は人間不信に陥っていった。