金平糖の甘い罠
ある日、鈴がいつものように庭で遊んでいたが、突然部屋に戻ってきて
「お母さん、これ貰った。」
見ると、透明の袋に可愛くラッピングされた小さな金平糖がキラキラと輝いていた。
「誰に貰ったの?」
「海くんのお母さん」
鈴は103号室の方を指さして恵に伝えた。
「可愛い金平糖だね。」
恵はすぐ庭に出た。永井さんは庭の掃除をしていた。
「すみません、鈴がお菓子いただいて…ありがとうございます。」
「いえいえ、わざわざ良いのに。
海、鈴ちゃんと遊びたいみたいなので良かったら一緒に遊んであげてください。」
「こちらこそ、ぜひ遊んでください。」
少し距離が縮まったように感じた。
それから深い仲になるまで、そう時間はかからなかった。
矢野さんと永井さんが仲良くなり、両側に挟まれた恵は自然と誘われるようになった。永井さんは凄くフレンドリーで、お互い下の名前で呼び合おうと提案した。
永井さんのことは『ゆっこ』
矢野さんのことは『美代』
下の名前で呼び合うだけで、さっきまで苗字でさん付けされていた関係から、一気に深い仲になった気がした。
少し嬉しくも感じた。
「お母さん、これ貰った。」
見ると、透明の袋に可愛くラッピングされた小さな金平糖がキラキラと輝いていた。
「誰に貰ったの?」
「海くんのお母さん」
鈴は103号室の方を指さして恵に伝えた。
「可愛い金平糖だね。」
恵はすぐ庭に出た。永井さんは庭の掃除をしていた。
「すみません、鈴がお菓子いただいて…ありがとうございます。」
「いえいえ、わざわざ良いのに。
海、鈴ちゃんと遊びたいみたいなので良かったら一緒に遊んであげてください。」
「こちらこそ、ぜひ遊んでください。」
少し距離が縮まったように感じた。
それから深い仲になるまで、そう時間はかからなかった。
矢野さんと永井さんが仲良くなり、両側に挟まれた恵は自然と誘われるようになった。永井さんは凄くフレンドリーで、お互い下の名前で呼び合おうと提案した。
永井さんのことは『ゆっこ』
矢野さんのことは『美代』
下の名前で呼び合うだけで、さっきまで苗字でさん付けされていた関係から、一気に深い仲になった気がした。
少し嬉しくも感じた。