拗らせ片想い~理系女子の恋愛模様
直ぐに電話に出てくれたが、今は飯島君とデート中で、夜も一緒にいる予定だそうだ。だとしたらお邪魔するわけにもいかず、早々に電話を切る。
考えてみれば、家に帰って、浦橋くんの連絡を無視してても、もしかしたら家まで訪ねてくるかもしれない。だとしたら今日は家に帰りたくない。
そうは言っても、泊まるあてなどなく、どこかホテルにでも泊まるか、これから実家に帰るか、どうしようか悩んでいると、ちょうど研修の時に一緒だった同期の陽美ちゃんからメッセージが届いた。
今度ごはんに行こう、というお誘いだった。
ちょうどいい。ダメもとで聞いてみようと、電話をしてみる。
「満里ちゃん?久しぶり」
「うん、元気。メッセージありがとう」
「そうそう。今送ったの見てくれたの?今度ご飯行こうよ」
「うん・・。陽美ちゃん、今日って何してる?」
「今日?特に何もないけど・・・今日ご飯行く?」
「うん。ご飯もそうなんだけど、今晩、陽美ちゃんの家に泊めてくれない?」
「いいけど・・・、何かあった?まあ、いいや。今どこ?一緒にご飯食べてから家に泊まればいいよ」
そう言うと、待ち合わせの駅を教えてくれた。ここから30分もかからず行けそうだ。
手土産にバスソープのセットを買って、待ち合わせ場所に急ぐ。
駅に着くと、スラリと背の高い陽美ちゃんがジーンズ姿で立っていた。遠くから見るとモデルさんみたいだ。
久しぶりの再会をひとしきり喜び、まずはご飯食べようと、陽美ちゃんの行きつけの和食やさんに行く。
定食の種類が豊富で、値段もお手頃で毎日通っても飽きないくらいだ。
それを言うと、陽美ちゃんも作るのが面倒な時はほぼここに来ていて、すっかり常連さんとのことだった。
陽美ちゃんが連絡くれた理由は、結婚が決まり、結婚式に招待したい、という連絡だった。
年上の彼氏がいる、と聞いてからもう一年以上たつのか・・・と、思い当たる。
確か、牧野くんに彼女ができたとわかり、落ち込んだ飲み会の日だった。
思えば、あれからそんなにたつのか、と二人で笑いあった。
「同期の中ではまだ結婚話はそこまで聞かないけど、そろそろだよね、きっと」
「満里ちゃんはまだいいじゃない。私より三つも年下だし」
三つ?そうか、陽美ちゃんは一年留学しているから、三つ上なのか。だとしても入社同期なのは変わらない。
考えてみれば、家に帰って、浦橋くんの連絡を無視してても、もしかしたら家まで訪ねてくるかもしれない。だとしたら今日は家に帰りたくない。
そうは言っても、泊まるあてなどなく、どこかホテルにでも泊まるか、これから実家に帰るか、どうしようか悩んでいると、ちょうど研修の時に一緒だった同期の陽美ちゃんからメッセージが届いた。
今度ごはんに行こう、というお誘いだった。
ちょうどいい。ダメもとで聞いてみようと、電話をしてみる。
「満里ちゃん?久しぶり」
「うん、元気。メッセージありがとう」
「そうそう。今送ったの見てくれたの?今度ご飯行こうよ」
「うん・・。陽美ちゃん、今日って何してる?」
「今日?特に何もないけど・・・今日ご飯行く?」
「うん。ご飯もそうなんだけど、今晩、陽美ちゃんの家に泊めてくれない?」
「いいけど・・・、何かあった?まあ、いいや。今どこ?一緒にご飯食べてから家に泊まればいいよ」
そう言うと、待ち合わせの駅を教えてくれた。ここから30分もかからず行けそうだ。
手土産にバスソープのセットを買って、待ち合わせ場所に急ぐ。
駅に着くと、スラリと背の高い陽美ちゃんがジーンズ姿で立っていた。遠くから見るとモデルさんみたいだ。
久しぶりの再会をひとしきり喜び、まずはご飯食べようと、陽美ちゃんの行きつけの和食やさんに行く。
定食の種類が豊富で、値段もお手頃で毎日通っても飽きないくらいだ。
それを言うと、陽美ちゃんも作るのが面倒な時はほぼここに来ていて、すっかり常連さんとのことだった。
陽美ちゃんが連絡くれた理由は、結婚が決まり、結婚式に招待したい、という連絡だった。
年上の彼氏がいる、と聞いてからもう一年以上たつのか・・・と、思い当たる。
確か、牧野くんに彼女ができたとわかり、落ち込んだ飲み会の日だった。
思えば、あれからそんなにたつのか、と二人で笑いあった。
「同期の中ではまだ結婚話はそこまで聞かないけど、そろそろだよね、きっと」
「満里ちゃんはまだいいじゃない。私より三つも年下だし」
三つ?そうか、陽美ちゃんは一年留学しているから、三つ上なのか。だとしても入社同期なのは変わらない。