拗らせ片想い~理系女子の恋愛模様
「ありがとう。優しい浦橋くんのこと大好きだった」
言葉をとぎらせながらそう言うと、浦橋くんの顔が辛そうに一瞬歪み、私の手を握った。
「俺も。満里子が大好きで可愛くてしょうがなかった。何でかわかんないけど、すごい自己評価低いし、仕事だってちゃんとやってるのにいつも自信なさげだし。もっと自信もって大丈夫だから。頑張れ」
ギュっと強く手を握られ、私もそっと握り返す。
仕事でミスしたとき、先輩に注意されたとき、いつも浦橋くんに話を聞いてもらっていた。その度に励まし、大丈夫だと、側で言ってくれていた優しくて頼もしい彼氏だった。
ゆっくりと離れていく手を目で追ってしまう。思わず縋りつきたくなるが、このままお互い傷つけあってもつらいだけだ。
涙が乾くのを待ち、お会計を済ませて一緒にお店を出る。
「お買い物の途中だった?」
「いや。満里子に会えるかな、と思って」
「え?」
今日は予定もなく、買い物して一人で映画を観る予定だった。
「真田と話したでしょ?」
確かに・・・・。この前社食で真田君と話した時、最近は休日も仕事なのか?と聞かれ、最近は土日は殆ど出てなくて、週末は一人でお酒を飲んで、土日はプラプラ買い物する程度、と答えた。
それにしても、会えないかもしれなかったのに、、と言うと、どっちみち連絡しようと思ってたから、と言われた。
じゃあね、と言ってその場で別れた。
大学時代、ちゃんとした恋愛をしたことがなかった私にとって、ある意味浦橋くんは初カレだ。
優しくて、優秀な浦橋くんにはこれからも頑張ってほしい。
言葉をとぎらせながらそう言うと、浦橋くんの顔が辛そうに一瞬歪み、私の手を握った。
「俺も。満里子が大好きで可愛くてしょうがなかった。何でかわかんないけど、すごい自己評価低いし、仕事だってちゃんとやってるのにいつも自信なさげだし。もっと自信もって大丈夫だから。頑張れ」
ギュっと強く手を握られ、私もそっと握り返す。
仕事でミスしたとき、先輩に注意されたとき、いつも浦橋くんに話を聞いてもらっていた。その度に励まし、大丈夫だと、側で言ってくれていた優しくて頼もしい彼氏だった。
ゆっくりと離れていく手を目で追ってしまう。思わず縋りつきたくなるが、このままお互い傷つけあってもつらいだけだ。
涙が乾くのを待ち、お会計を済ませて一緒にお店を出る。
「お買い物の途中だった?」
「いや。満里子に会えるかな、と思って」
「え?」
今日は予定もなく、買い物して一人で映画を観る予定だった。
「真田と話したでしょ?」
確かに・・・・。この前社食で真田君と話した時、最近は休日も仕事なのか?と聞かれ、最近は土日は殆ど出てなくて、週末は一人でお酒を飲んで、土日はプラプラ買い物する程度、と答えた。
それにしても、会えないかもしれなかったのに、、と言うと、どっちみち連絡しようと思ってたから、と言われた。
じゃあね、と言ってその場で別れた。
大学時代、ちゃんとした恋愛をしたことがなかった私にとって、ある意味浦橋くんは初カレだ。
優しくて、優秀な浦橋くんにはこれからも頑張ってほしい。