拗らせ片想い~理系女子の恋愛模様
私は別に自分で流されやすいとか警戒心がない、とは思っていない。牧野くんだから会いに行ってたし、須藤さんのことは信頼しているので一緒なら柴田さんと一緒に飲んだりしても大丈夫だと思っていた。
それなのに、牧野くんにはそうは思われていなかったのは、正直悲しかったし傷ついたが、、それも仕方がないと思う。牧野君いはお付き合いしている彼女がいたし、私が牧野くんのことを好きなことも気づいてなかっただろう。
つい、昔のことを思い出し、一人の世界に入っていると、須藤さんに腕を突っつかれた。
「聞いてる?週末何してる?」
「金曜日、ですか?特になにも」
「金曜じゃなくて、土曜日は?」
「土曜日は・・・予定があります」
中澤君と会う約束をしている日だ。日曜日なら空いているのだが、何だろう?と思っていると、じゃあ、いいや、と話を切り上げられてしまった。
翌週の土曜日、雲一つない晴天だったため、中澤君からのメールに、海のほうまで行ってみないか、という提案があった。
暑くもなく、寒くもなく、季節もちょうどいいし、散歩にはちょうどいいだろう、と思い、是非行きましょう、と返信する。
待ち合わせの場所に行き、中澤君を探すが、見当たらない。着いた、とメッセージが来ていたのでこの辺りにいるはずなのだが・・・・
前から近づいてくる男性をよく見ると、中澤君だ。私服だとまるで大学生みたいだ。1つしかかわらないのに、随分若く見える。
「ごめんね、お待たせ」
「今来たところです。佐多さん・・・可愛いですね」
海辺を散歩するなら、あまりヒラヒラしたスカートやミュールより、ジーンズにスニーカーのほうが歩きやすいだろうと思い、ジーンズと袖がふんわりしたブラースを合わせた。可愛い、と言ってもらえるほどの格好ではないと思うが・・・。
「あ、ありがとう。中澤君も爽やかで素敵です」
ついで、みたいになってしまったが、私も中澤君を褒めると、クスっと笑って、行きましょうか、と先に歩き出した。
「佐多さん、この辺よく来るんですか?」
「よく、ってほどではないよ。何回か、来た事ある程度」
「僕は多分初めてです」
中澤君は確か九州出身だと言っていた。大学までいたはずなので、東京は就職してからだろう。
それなのに、牧野くんにはそうは思われていなかったのは、正直悲しかったし傷ついたが、、それも仕方がないと思う。牧野君いはお付き合いしている彼女がいたし、私が牧野くんのことを好きなことも気づいてなかっただろう。
つい、昔のことを思い出し、一人の世界に入っていると、須藤さんに腕を突っつかれた。
「聞いてる?週末何してる?」
「金曜日、ですか?特になにも」
「金曜じゃなくて、土曜日は?」
「土曜日は・・・予定があります」
中澤君と会う約束をしている日だ。日曜日なら空いているのだが、何だろう?と思っていると、じゃあ、いいや、と話を切り上げられてしまった。
翌週の土曜日、雲一つない晴天だったため、中澤君からのメールに、海のほうまで行ってみないか、という提案があった。
暑くもなく、寒くもなく、季節もちょうどいいし、散歩にはちょうどいいだろう、と思い、是非行きましょう、と返信する。
待ち合わせの場所に行き、中澤君を探すが、見当たらない。着いた、とメッセージが来ていたのでこの辺りにいるはずなのだが・・・・
前から近づいてくる男性をよく見ると、中澤君だ。私服だとまるで大学生みたいだ。1つしかかわらないのに、随分若く見える。
「ごめんね、お待たせ」
「今来たところです。佐多さん・・・可愛いですね」
海辺を散歩するなら、あまりヒラヒラしたスカートやミュールより、ジーンズにスニーカーのほうが歩きやすいだろうと思い、ジーンズと袖がふんわりしたブラースを合わせた。可愛い、と言ってもらえるほどの格好ではないと思うが・・・。
「あ、ありがとう。中澤君も爽やかで素敵です」
ついで、みたいになってしまったが、私も中澤君を褒めると、クスっと笑って、行きましょうか、と先に歩き出した。
「佐多さん、この辺よく来るんですか?」
「よく、ってほどではないよ。何回か、来た事ある程度」
「僕は多分初めてです」
中澤君は確か九州出身だと言っていた。大学までいたはずなので、東京は就職してからだろう。