拗らせ片想い~理系女子の恋愛模様

1週間がたつ頃にはクラスのメンバともだいぶ馴染むことができた。
心配していた女性陣たちともすぐに親しくなって、研修のカリキュラムが合えば、お昼は一緒に行くことが多かった。

しかし、夜になると、同じ大学出身の仲間や、採用のときから一緒に面接を受けていた仲間と行動することが多い。

1週間がたつ頃にはクラスのメンバともだいぶ馴染むことができた。
心配していた女性陣たちともすぐに親しくなって、研修のカリキュラムが合えば、お昼は一緒に行くことが多かった。
ることが多く、私は和美に予定がある場合、一人になることが多かった。

そんな時は牧野君と一緒にいることが増えていった。うちの大学の文系からは他に何人か入社している人がいて、牧野君は皆知り合いらしい。夜は大体そのメンバで一緒に飲んでいるため、私にも必ず声をかけてくれる。しかし、困ったことに皆お酒をたくさん飲む。たくさん飲めば、時間も長くなるし、酔っぱらってくるため、牧野君は私に気を遣うようになり、私が一人の時は二人で食事して、私を一旦研修センターまで送り、その後に飲みに合流しているようだった。

研修最初の土曜日は牧野君と一緒に映画を見に行き、一日一緒に過ごした。
翌日の日曜日は大学野球を見に行き、私たちの母校を応援した後、牧野くんの大学時代のサッカー部の友達に会い、一緒に夜ご飯を食べた。

私の大学生活では、ほとんど男の子と一緒に行動することはほとんどなかったので、男友達はほとんどいない。。

私の学科は比較的女性が少なかったが、最初に仲良くなった6人の友達の誰かしらといつも行動を共にしていた。ゼミで一緒だった男子生徒と行動を共にした時期もあったあが、それぞれ就活に忙しくなると、たまにあっても挨拶する程度で、ツルむという感じではまったくなかった。

大学時代唯一お付き合いをしていた人がいた。
大学1年の終わりから数か月、同じ大学でバイト先も一緒だった3つ年上の先輩だった。しかし、彼は就活で忙しく、何度かデートして、就職するころには自然消滅してしまった。

その後大学2年になったころからの恋愛は目が当てられないほど悲惨だった。
男運がないというか、見る目がないのか、良いなと思った男の人と親しくなり、何度かデートをして身体の関係を持つとすぐに、デートの約束がなくなり、当日誘われすぐにホテル、というようなことが何度か続いた。2か月もたつと連絡が途絶えがちになり、私から連絡しても都合がつかないことが多く会う頻度が極端に減り、何か月かたったころ、その人に彼女ができたという噂を聞き・・・それはもちろん私のことではなくとびっきりかわいい女の子で・・・

その時点でやっと、私とはただの遊びだったんだ、ということに気づく。

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