拗らせ片想い~理系女子の恋愛模様
金曜日の午後、柴田さんが木村君と打合せのついでに私の席まできた。
「今夜西田さんとご飯行こうって言ってるんだけど、佐多さん都合どう?」
「和美、体調大丈夫なんですか?」
この前廊下で会ったとき、最近つわりが酷くて休みがちだと言っていたが・・・
「うん。今週に入ったら急に楽になったって。お酒はさすがに無理だけどね」
よかった。出産したらしばらくは会えないかもしれない。少しの時間でも和美と一緒に過ごしたかった。
「ありがとうございます!行きます!!」
「ふっ。喜んでくれてよかった。じゃあ、後でね」
定時過ぎ、エントランスで待ち合わせした和美と柴田さんと合流し、3人でお店に向かう。
ほんの少しだけふっくらした和美のお腹をさすりながら、体調どう?と聞くと、絶好調だとにっこり笑った。
和美が飲まないので、私もソフトドリンクを頼む。柴田さんはビールを頼み、3人で乾杯する。
ほとんどが和美の近況を私と二人で喋り、柴田さんが相槌を打つ程度だ。
30分ほどたった頃、柴田さんのスマホに着信があった。ちょっとごめんね、と席を立ち、お店の外に出てしまう。
例の、彼女さんだろうか・・・。少し前に、ちょっと揉めてるっぽいことを須藤さんが言っていたが、あの後どうなったのだろう。和美とおしゃべりしていると、2~3分して、柴田さんが戻ってきた・・・・と、思ったら、須藤さんだった。
お疲れ、と言って、柴田さんが座っていた席に腰を下ろすと、何飲んでるの?と聞き、自分はビールを頼んだ。
柴田さんが呼んだのだろうか・・・。
須藤さんが和美に、体調どう?と聞き、話始めてしまったため、どうしてここに来たのか聞きそびれてしまった。
すると、柴田さんが、ごめんごめん、と言いながら戻ってきて、須藤さんに、よっ!と手を挙げて声をかけるよ、和美に、行こうか、と声をかけた。
和美も、はい、と返事をしてカバンを持って立ち上がる。
どこに行くのかと思い、慌てて立ち上がり
「帰るの?」と聞くと、柴田さんが
「西田さん送ってくるから、ちょっと待ってて」
待ってて・・・と言われても・・・
「旦那が近くまで来てるみたいだから。満里子またね」
そう言って柴田さんに付き添われ、お店を後にしてしまった。
名残惜しいが、身重な体であまり夜遅くなるのは良くない。柴田さんに送ってもらえるなら安心だろう。
「今夜西田さんとご飯行こうって言ってるんだけど、佐多さん都合どう?」
「和美、体調大丈夫なんですか?」
この前廊下で会ったとき、最近つわりが酷くて休みがちだと言っていたが・・・
「うん。今週に入ったら急に楽になったって。お酒はさすがに無理だけどね」
よかった。出産したらしばらくは会えないかもしれない。少しの時間でも和美と一緒に過ごしたかった。
「ありがとうございます!行きます!!」
「ふっ。喜んでくれてよかった。じゃあ、後でね」
定時過ぎ、エントランスで待ち合わせした和美と柴田さんと合流し、3人でお店に向かう。
ほんの少しだけふっくらした和美のお腹をさすりながら、体調どう?と聞くと、絶好調だとにっこり笑った。
和美が飲まないので、私もソフトドリンクを頼む。柴田さんはビールを頼み、3人で乾杯する。
ほとんどが和美の近況を私と二人で喋り、柴田さんが相槌を打つ程度だ。
30分ほどたった頃、柴田さんのスマホに着信があった。ちょっとごめんね、と席を立ち、お店の外に出てしまう。
例の、彼女さんだろうか・・・。少し前に、ちょっと揉めてるっぽいことを須藤さんが言っていたが、あの後どうなったのだろう。和美とおしゃべりしていると、2~3分して、柴田さんが戻ってきた・・・・と、思ったら、須藤さんだった。
お疲れ、と言って、柴田さんが座っていた席に腰を下ろすと、何飲んでるの?と聞き、自分はビールを頼んだ。
柴田さんが呼んだのだろうか・・・。
須藤さんが和美に、体調どう?と聞き、話始めてしまったため、どうしてここに来たのか聞きそびれてしまった。
すると、柴田さんが、ごめんごめん、と言いながら戻ってきて、須藤さんに、よっ!と手を挙げて声をかけるよ、和美に、行こうか、と声をかけた。
和美も、はい、と返事をしてカバンを持って立ち上がる。
どこに行くのかと思い、慌てて立ち上がり
「帰るの?」と聞くと、柴田さんが
「西田さん送ってくるから、ちょっと待ってて」
待ってて・・・と言われても・・・
「旦那が近くまで来てるみたいだから。満里子またね」
そう言って柴田さんに付き添われ、お店を後にしてしまった。
名残惜しいが、身重な体であまり夜遅くなるのは良くない。柴田さんに送ってもらえるなら安心だろう。