拗らせ片想い~理系女子の恋愛模様
今の部屋は職場と実家のちょうど中間くらいの場所だ。家の用事があっても比較的近いので便利だ。
「本当はちゃんと言おうと思ってたんだけど・・・引越して来いよ。一緒に住もうぜ」
「・・・須藤さんとですか?」
思わずそう問うと、ピンのおでこを弾かれ、他に誰がいるんだよ、とチッと舌打ちしながら言った。
「はい、あの、ありがとうございます。じゃあ、次の更新の時に、くらいですかね」
「はあ?それいつだよ??」
あと半年くらいか・・・。だけど、そのタイミングでないと、親にも言いずらい。
「まあ、いいや。お前のタイミングで考えてみて」
そう言ってくれたが、週末須藤さんが用事があってご実家に帰るのに、一緒に行かないか、と言ってくれた。
一緒に住むその先には、結婚を前提に、ということだろう。
須藤さんは仕事しているところはずっと見てきたが、プライベートは謎なところがあった。
長く付き合っていた恋人がいる、と噂では聞いていたが、本人の口から元カノの話は一度も聞いたことがない。
結婚など、まだまだ先のことだと思っていた。
だけど、将来ともにするなら、尊敬できる須藤さんとなら夢みたいだ。
須藤さんは、考えてみて、と言ってくれたが、私の心はもうとっくに決まっている。両親だって須藤さんだったら大喜びだろう。
私は、自信をもって大好きな須藤さんの隣に立てるようにがんばろう、と心に誓った。
Fin
「本当はちゃんと言おうと思ってたんだけど・・・引越して来いよ。一緒に住もうぜ」
「・・・須藤さんとですか?」
思わずそう問うと、ピンのおでこを弾かれ、他に誰がいるんだよ、とチッと舌打ちしながら言った。
「はい、あの、ありがとうございます。じゃあ、次の更新の時に、くらいですかね」
「はあ?それいつだよ??」
あと半年くらいか・・・。だけど、そのタイミングでないと、親にも言いずらい。
「まあ、いいや。お前のタイミングで考えてみて」
そう言ってくれたが、週末須藤さんが用事があってご実家に帰るのに、一緒に行かないか、と言ってくれた。
一緒に住むその先には、結婚を前提に、ということだろう。
須藤さんは仕事しているところはずっと見てきたが、プライベートは謎なところがあった。
長く付き合っていた恋人がいる、と噂では聞いていたが、本人の口から元カノの話は一度も聞いたことがない。
結婚など、まだまだ先のことだと思っていた。
だけど、将来ともにするなら、尊敬できる須藤さんとなら夢みたいだ。
須藤さんは、考えてみて、と言ってくれたが、私の心はもうとっくに決まっている。両親だって須藤さんだったら大喜びだろう。
私は、自信をもって大好きな須藤さんの隣に立てるようにがんばろう、と心に誓った。
Fin