拗らせ片想い~理系女子の恋愛模様
そんなことが何度か繰り返され、私の男の人の見る目がないのか・・・それとも私が軽く見られ、遊ばれるタイプのいわゆるチョロい感じなのだろうか・・・。両方なのだろうが、特に後者で、地味で恋愛経験が少ない私は、揶揄うにはいい相手だったのだろう。
好きな人から好き、と言われれば、両想いなわけで・・・イコール彼カノだと思い込んでしまっていた。
しかし、思えばちゃんと付き合って、と言われたことはなかったのも事実だ。
大学3年になるころには、いい加減身の程を知り、恋愛からは遠ざかるようになっていた。
牧野君のサッカー部の友達たちは、私が大学で知っている雰囲気とは違っていた。ヤンチャだけど、爽やかで、食事や飲み物も気を遣ってくれて振られる話題も答えに困るなんてことは全くなかった。
今回会った仲間は皆サッカーを続けている人ばかりで現役の選手のなか、牧野君だけサッカーを離れ一般企業に就職したとのことだったが、こんな自然にいつまでも仲良くできる仲間がいるなんて、正直羨ましい。
それに、私が想像していた体育会系のノリとは程遠く、皆穏やかで、優し気な口調で話してくれたし、お酒も量勝負というわけではなく、皆2~3杯しか飲んでいなかった。私が入り込めない話題もほとんどないし、知らな人の名前がでてくれば、誰かしらが、こんなヤツがいてさ、と解説してくれる。
とにかく社交的で気遣いもできる人たちに唯々感動してしまった。
「すごい楽しかった。ありがとね」
牧野くんの友達たちと過ごした時間が楽しすぎてお礼を言うと、牧野くんが、おう、ニコっと笑ってくれた。
「今度試合とか見に行きたいな」
「あー、そうだな。今度どこか行ってみるか。5月からリーグ始まるし」
希望の会社に入社することができ、希望が膨らんでいたものの、研修に対する不安はかなり大きかった。4週間以上同期だけで過ごすことが想像できなかったし、ただでさえ女子が少ない環境に馴染めるかどうか、不安で仕方なかった。
それが、偶然にも初日に牧野くんと仲良くなり、今まで過ごしてきた環境がいかに狭い世界だということがわかり、牧野くんと一緒にいることがとても楽しかった。
好きな人から好き、と言われれば、両想いなわけで・・・イコール彼カノだと思い込んでしまっていた。
しかし、思えばちゃんと付き合って、と言われたことはなかったのも事実だ。
大学3年になるころには、いい加減身の程を知り、恋愛からは遠ざかるようになっていた。
牧野君のサッカー部の友達たちは、私が大学で知っている雰囲気とは違っていた。ヤンチャだけど、爽やかで、食事や飲み物も気を遣ってくれて振られる話題も答えに困るなんてことは全くなかった。
今回会った仲間は皆サッカーを続けている人ばかりで現役の選手のなか、牧野君だけサッカーを離れ一般企業に就職したとのことだったが、こんな自然にいつまでも仲良くできる仲間がいるなんて、正直羨ましい。
それに、私が想像していた体育会系のノリとは程遠く、皆穏やかで、優し気な口調で話してくれたし、お酒も量勝負というわけではなく、皆2~3杯しか飲んでいなかった。私が入り込めない話題もほとんどないし、知らな人の名前がでてくれば、誰かしらが、こんなヤツがいてさ、と解説してくれる。
とにかく社交的で気遣いもできる人たちに唯々感動してしまった。
「すごい楽しかった。ありがとね」
牧野くんの友達たちと過ごした時間が楽しすぎてお礼を言うと、牧野くんが、おう、ニコっと笑ってくれた。
「今度試合とか見に行きたいな」
「あー、そうだな。今度どこか行ってみるか。5月からリーグ始まるし」
希望の会社に入社することができ、希望が膨らんでいたものの、研修に対する不安はかなり大きかった。4週間以上同期だけで過ごすことが想像できなかったし、ただでさえ女子が少ない環境に馴染めるかどうか、不安で仕方なかった。
それが、偶然にも初日に牧野くんと仲良くなり、今まで過ごしてきた環境がいかに狭い世界だということがわかり、牧野くんと一緒にいることがとても楽しかった。