拗らせ片想い~理系女子の恋愛模様
大学時代のサッカー仲間にも気軽に紹介してくれて楽しい時間を過ごしたし、二人きりで映画も見た。
この先もこんな時間がずっと続けばいいのに、と思うが、牧野くんからしてみたら、この先ずっとではないのかもしれない。だけど、少しだけ、ほんのちょっとでいいからもう少し距離縮めたくて、クレーンゲームに集中している牧野くんの腰に手を回して後ろから抱き着く。
牧野くんがチラっと後ろを向き、ん?気分悪い?と聞いてきたので、ううん、と首を振り牧野くんの背中に顔をうずめる。
クレーンゲームを終わらせると、私が腰にまわしている手をポンポンと叩き、どした?と聞いてくる。
「もう会えなくなるね」
背中に向かって呟くと、私の腕を腰から外し、そのまま腕を掴んで隅に移動すると、正面からふわりと抱きしめられた。
「どうした?酔っ払い」
「酔ってないよ。・・・牧野くんのおかげで研修楽しかった。ありがとう」
「俺も。お前がいてくれてよかった。」
背中をポンポン、とまるであやすように叩かれる。
「もう会えなくなるね」
「なんで?会えるだろ」
「・・・今までみたいに、毎日会えなくなる」
「毎日は・・・無理だけど、まあ、会えるだろ。」
そういってふっ、と笑いがながら、でも、ほんと寂しいな、と言って頭を撫でてくれた。
それから、喉乾いたって言ったよな、いくか、と言って私から離れ、ゲーセンを出て歩き出した。
それからカフェに入って少しだけお茶をして、帰るか、と二人で研修先のホテルまで帰る。
「もう荷物とか整理できてんの?」
「うん、ほぼ出来てる。牧野くんは?」
「俺まだあと半分くらい。今からやっちゃう。」
「うん。じゃあ、またね。牧野くん、本当にありがとう」
そう言って、また一瞬だけギュっと抱き着き、すぐに離れる。牧野くんは、おう。がんばれよ、といって、バイバイと手を振って、別れた。
好き、とは言えなかったし、言ってもくれなかった。
多分・・・片想いかな、と思ってたのが、はっきりとした片想いに変わった気がする。
だけど、また会えるって言ってくれた。
会いたくなったら、連絡すれば、会ってくれるかな。
この先もこんな時間がずっと続けばいいのに、と思うが、牧野くんからしてみたら、この先ずっとではないのかもしれない。だけど、少しだけ、ほんのちょっとでいいからもう少し距離縮めたくて、クレーンゲームに集中している牧野くんの腰に手を回して後ろから抱き着く。
牧野くんがチラっと後ろを向き、ん?気分悪い?と聞いてきたので、ううん、と首を振り牧野くんの背中に顔をうずめる。
クレーンゲームを終わらせると、私が腰にまわしている手をポンポンと叩き、どした?と聞いてくる。
「もう会えなくなるね」
背中に向かって呟くと、私の腕を腰から外し、そのまま腕を掴んで隅に移動すると、正面からふわりと抱きしめられた。
「どうした?酔っ払い」
「酔ってないよ。・・・牧野くんのおかげで研修楽しかった。ありがとう」
「俺も。お前がいてくれてよかった。」
背中をポンポン、とまるであやすように叩かれる。
「もう会えなくなるね」
「なんで?会えるだろ」
「・・・今までみたいに、毎日会えなくなる」
「毎日は・・・無理だけど、まあ、会えるだろ。」
そういってふっ、と笑いがながら、でも、ほんと寂しいな、と言って頭を撫でてくれた。
それから、喉乾いたって言ったよな、いくか、と言って私から離れ、ゲーセンを出て歩き出した。
それからカフェに入って少しだけお茶をして、帰るか、と二人で研修先のホテルまで帰る。
「もう荷物とか整理できてんの?」
「うん、ほぼ出来てる。牧野くんは?」
「俺まだあと半分くらい。今からやっちゃう。」
「うん。じゃあ、またね。牧野くん、本当にありがとう」
そう言って、また一瞬だけギュっと抱き着き、すぐに離れる。牧野くんは、おう。がんばれよ、といって、バイバイと手を振って、別れた。
好き、とは言えなかったし、言ってもくれなかった。
多分・・・片想いかな、と思ってたのが、はっきりとした片想いに変わった気がする。
だけど、また会えるって言ってくれた。
会いたくなったら、連絡すれば、会ってくれるかな。