拗らせ片想い~理系女子の恋愛模様
二次会になると、動き回る用事は少なくなるが、酔っ払いの世話というミッションが発生する。たった3週間でこの役割が定着してしまった。
居酒屋を出て、皆とぞろぞろ二次会のお店に移動する。
21時になろうとしてるが、夜の新宿は結構な賑わいだ。床に座り込んだり、輪になって大声で笑ったり、ほとんどがお酒を飲んでいるのだろう。
大学時代あまり出歩かなかった私にとっては、何もかもが新鮮だ。
歩き始めると、牧野君が隣に近寄ってきて、私の肩をポン、と叩いた。
「行こうぜ」
「ん?」
「二次会、ダルいだろ。俺も帰るから一緒に行こう」
「うん。・・でも大丈夫かな」
「いいって。たまには満里子がいなくてもちゃんとやれって言っておいたから」
週末の新宿はすごい賑わいだ。安い居酒屋さんが集中しているせいか、比較的若い大学生や、私たちのような新社会人が多くみられる。
人ごみに埋もれそうになりながら、私の手首をクイっと掴んだ。
「ちょっと寄ってこうか」
そういって連れていかれたのは、にぎやかな音楽がジャンジャン流れているゲームセンターだ。
すごい広い・・・混んでるし、ゲーム音があちこちから聞こえてくるし、ネオンというのか、それぞれのゲームのイルミネーションがきらびやかで圧倒されてしまう。
慣れた様子で両替をして、キョロキョロしながらゲームを物色すると、一つのゲーム機のまでで立ち止まり、コインを入れる。
シューティングゲームというのか、敵を打倒していくゲームだ。牧野君が次々に敵を倒していくのが面白くて、すごいすごい、といいながら見ていると
「やってみる?」
そういって、新たにコインを入れてくれたので、牧野君の真似をしてやってみるが、全然当たらない。牧野君はほとんど全部の敵を倒してたのに、何でできないんだろう。あちこち的を動かすのがいけないのかと思い、敵が出てくる入り口のところに的を固定して狙ってみたが、タイミングがほとんどあわず、結局1点しかとれなかった。
「難しい~」
「はは、ちょっと難しかったな」
「牧野君はほとんど倒したのに。上手だね」
「普通だよ。上手いやつは今のステージクリアして、次のステージ上げるんだよ」
「へえ~」
居酒屋を出て、皆とぞろぞろ二次会のお店に移動する。
21時になろうとしてるが、夜の新宿は結構な賑わいだ。床に座り込んだり、輪になって大声で笑ったり、ほとんどがお酒を飲んでいるのだろう。
大学時代あまり出歩かなかった私にとっては、何もかもが新鮮だ。
歩き始めると、牧野君が隣に近寄ってきて、私の肩をポン、と叩いた。
「行こうぜ」
「ん?」
「二次会、ダルいだろ。俺も帰るから一緒に行こう」
「うん。・・でも大丈夫かな」
「いいって。たまには満里子がいなくてもちゃんとやれって言っておいたから」
週末の新宿はすごい賑わいだ。安い居酒屋さんが集中しているせいか、比較的若い大学生や、私たちのような新社会人が多くみられる。
人ごみに埋もれそうになりながら、私の手首をクイっと掴んだ。
「ちょっと寄ってこうか」
そういって連れていかれたのは、にぎやかな音楽がジャンジャン流れているゲームセンターだ。
すごい広い・・・混んでるし、ゲーム音があちこちから聞こえてくるし、ネオンというのか、それぞれのゲームのイルミネーションがきらびやかで圧倒されてしまう。
慣れた様子で両替をして、キョロキョロしながらゲームを物色すると、一つのゲーム機のまでで立ち止まり、コインを入れる。
シューティングゲームというのか、敵を打倒していくゲームだ。牧野君が次々に敵を倒していくのが面白くて、すごいすごい、といいながら見ていると
「やってみる?」
そういって、新たにコインを入れてくれたので、牧野君の真似をしてやってみるが、全然当たらない。牧野君はほとんど全部の敵を倒してたのに、何でできないんだろう。あちこち的を動かすのがいけないのかと思い、敵が出てくる入り口のところに的を固定して狙ってみたが、タイミングがほとんどあわず、結局1点しかとれなかった。
「難しい~」
「はは、ちょっと難しかったな」
「牧野君はほとんど倒したのに。上手だね」
「普通だよ。上手いやつは今のステージクリアして、次のステージ上げるんだよ」
「へえ~」