拗らせ片想い~理系女子の恋愛模様
時間になると、次々に同期たちがやってきたので、ビールと料理をもってきてもらう。人が増えるたびに、適当に乾杯をしているから放っておいて大丈夫だろう。私はひたすら空いたコップと料理の皿を下げるのと、皆の追加注文を取ることに大忙しだった。
しばらくの間、そんなことを続けていると、後ろから声をかけられた。
「相変わらずだなあ」
浦橋くんだ。飲み会が始まってから1時間以上たっていたので、今日はもう来られなくなったのかと思った。
「久しぶり。遅かったね」
「うん。先輩の話が長くて抜けられなかった・・・。腹へった」
「奥のほうのテーブルのほうがまだお料理残ってるよ。」
「満里子はちゃんと食ったの?」
「適当に。いつものことだから大丈夫だよ。」
「皆酔っぱらってきてるし、そろそろいいんじゃん。食べようぜ。」
じゃあ、お言葉に甘えて少しだけ私も食べようかな・・
浦橋くんの横に座って食べ始めると、。満里ちゃん、いつもごめんね、と口々に言いながら同じテーブルに座っていた同期が他の料理を持ってきてくれた。立ったり座ったり疲れるが、もうすっかり慣れたし飲めない私にはちょうどいい。
今日の浦橋くんは妙に大人びているというか、落ち着いたというのか・・・しばらく会わない間に社会人らしくなったというか・・。少し大人びた浦橋くんに会えてうれしかった反面、何だか一歩先に行ってしまったようで少し寂しかった。
そろそろお開きだから、と幹事の同期が締めの挨拶をし、お会計をするために会費を徴収する。
殆どが2次会に行くだろうから、皆を送り出してから私も帰ろう。
陽美ちゃんは2次会には行かずに帰るらしく、また今度ゆっくりご飯行こうね、と声をかけてきた。
「牧野くん、会えなくて残念だったね。牧野くんだって会いたかったと思うよ。満里ちゃんのこと好きで好きでしょうがないって全身から溢れてたけど・・・忙しいんだね。」
今度は私が苦笑いをし、陽美ちゃんはそう言ってくれるけど、告白してこなかったということはきっと違うのだろう、と心の中で思いながら首を傾げた。
「浦橋くんはどうなの?まだちょっかい出してくるの?」
「全然。研修中は彼女と離れてたから寂しかっただけなんじゃない?」
「そんなことないと思うけど・・まあ、浦橋くんもちょっと雰囲気変わったよね。一気に社会人らしくなった」
「だね・・・」
しばらくの間、そんなことを続けていると、後ろから声をかけられた。
「相変わらずだなあ」
浦橋くんだ。飲み会が始まってから1時間以上たっていたので、今日はもう来られなくなったのかと思った。
「久しぶり。遅かったね」
「うん。先輩の話が長くて抜けられなかった・・・。腹へった」
「奥のほうのテーブルのほうがまだお料理残ってるよ。」
「満里子はちゃんと食ったの?」
「適当に。いつものことだから大丈夫だよ。」
「皆酔っぱらってきてるし、そろそろいいんじゃん。食べようぜ。」
じゃあ、お言葉に甘えて少しだけ私も食べようかな・・
浦橋くんの横に座って食べ始めると、。満里ちゃん、いつもごめんね、と口々に言いながら同じテーブルに座っていた同期が他の料理を持ってきてくれた。立ったり座ったり疲れるが、もうすっかり慣れたし飲めない私にはちょうどいい。
今日の浦橋くんは妙に大人びているというか、落ち着いたというのか・・・しばらく会わない間に社会人らしくなったというか・・。少し大人びた浦橋くんに会えてうれしかった反面、何だか一歩先に行ってしまったようで少し寂しかった。
そろそろお開きだから、と幹事の同期が締めの挨拶をし、お会計をするために会費を徴収する。
殆どが2次会に行くだろうから、皆を送り出してから私も帰ろう。
陽美ちゃんは2次会には行かずに帰るらしく、また今度ゆっくりご飯行こうね、と声をかけてきた。
「牧野くん、会えなくて残念だったね。牧野くんだって会いたかったと思うよ。満里ちゃんのこと好きで好きでしょうがないって全身から溢れてたけど・・・忙しいんだね。」
今度は私が苦笑いをし、陽美ちゃんはそう言ってくれるけど、告白してこなかったということはきっと違うのだろう、と心の中で思いながら首を傾げた。
「浦橋くんはどうなの?まだちょっかい出してくるの?」
「全然。研修中は彼女と離れてたから寂しかっただけなんじゃない?」
「そんなことないと思うけど・・まあ、浦橋くんもちょっと雰囲気変わったよね。一気に社会人らしくなった」
「だね・・・」