拗らせ片想い~理系女子の恋愛模様
朝礼の後、吉田さんが30分程度業務説明をしてくれているた後、フロアを案内してくれた。
私が配属になる4部は総勢12名だ。皆立ち上がって挨拶をしてくれる。一番年上は40代半ばくらいだろうか。20代に見える人も半分くらいいる若い担当だ。
隣の4部門に行くと先ほどの須藤さんが立ちあがって近寄ってきてくれた。
「吉田が教育係なんだよな。お前しっかりしろよ」
「はい、頑張ります。須藤さんは俺の教育係だったんです」
吉田さんが私の顔を見ながら教えてくれた。ということは須藤さんは吉田さんの2~3年次上で私とは多分5年くらい先輩ということだ。年相応にも見えるし、落ち着きがある分もっと上にも見える。見た目はインテリっぽくて近寄りがたい感じに見えるが、最初から私への対応は柔らかい。
「吉田だけじゃなくて、3部門は若手が結構いるから遠慮せず周りにきいて。もちろん俺でも全然いいし」
「ありがとうございます。これからよろしくお願いします」
その後も他の部門も一通り案内してくれたあと、設計部にも連れて行ってくれた。フロア続きにはなっているが、西側になっているため、結構離れている。最初に説明されたとおり、設計部には女性も多く、全体的な印象がぱあ、っと華やかだ。
「結構関りがあるので、追々紹介しますね。僕たちが今一緒に進めている案件は設計部の2部門です。設計部には何人か新入社員も配属されて、2部門にも一人入るらしいですよ。」
座席表を見てみるが、知った名前はないので知らない同期が配属になるのだろう。
人を覚えるだけで一苦労だ。
フロアを一周したあと、最初に案内された打ち合わせスペースにもどると、稲石課長が立ちあがり側に来てくれた。吉田さんと二人で、来週からよろしくね、と改めて挨拶してくれる。
吉田さんと並んで入り口まで向かいセキュリティを解除してもらおうとすると、急な用事らしく奥から呼ばれてしまう。ちょうど側にいた須藤さんが、いいよ、俺が開けるから、と一緒に向かってくれた。
ドアの外に出て改めて須藤さんに向き直ってお礼を言おうとすると、売店行くからそこまで一緒に行こう、とエレベータまで一緒に向かう。
「今年は配属1人なんだね。毎年2~3人はいるのに」
「そうなんですね。もう一人はいてくれたら心強かったです」
私が配属になる4部は総勢12名だ。皆立ち上がって挨拶をしてくれる。一番年上は40代半ばくらいだろうか。20代に見える人も半分くらいいる若い担当だ。
隣の4部門に行くと先ほどの須藤さんが立ちあがって近寄ってきてくれた。
「吉田が教育係なんだよな。お前しっかりしろよ」
「はい、頑張ります。須藤さんは俺の教育係だったんです」
吉田さんが私の顔を見ながら教えてくれた。ということは須藤さんは吉田さんの2~3年次上で私とは多分5年くらい先輩ということだ。年相応にも見えるし、落ち着きがある分もっと上にも見える。見た目はインテリっぽくて近寄りがたい感じに見えるが、最初から私への対応は柔らかい。
「吉田だけじゃなくて、3部門は若手が結構いるから遠慮せず周りにきいて。もちろん俺でも全然いいし」
「ありがとうございます。これからよろしくお願いします」
その後も他の部門も一通り案内してくれたあと、設計部にも連れて行ってくれた。フロア続きにはなっているが、西側になっているため、結構離れている。最初に説明されたとおり、設計部には女性も多く、全体的な印象がぱあ、っと華やかだ。
「結構関りがあるので、追々紹介しますね。僕たちが今一緒に進めている案件は設計部の2部門です。設計部には何人か新入社員も配属されて、2部門にも一人入るらしいですよ。」
座席表を見てみるが、知った名前はないので知らない同期が配属になるのだろう。
人を覚えるだけで一苦労だ。
フロアを一周したあと、最初に案内された打ち合わせスペースにもどると、稲石課長が立ちあがり側に来てくれた。吉田さんと二人で、来週からよろしくね、と改めて挨拶してくれる。
吉田さんと並んで入り口まで向かいセキュリティを解除してもらおうとすると、急な用事らしく奥から呼ばれてしまう。ちょうど側にいた須藤さんが、いいよ、俺が開けるから、と一緒に向かってくれた。
ドアの外に出て改めて須藤さんに向き直ってお礼を言おうとすると、売店行くからそこまで一緒に行こう、とエレベータまで一緒に向かう。
「今年は配属1人なんだね。毎年2~3人はいるのに」
「そうなんですね。もう一人はいてくれたら心強かったです」