40歳88キロの私が、クールな天才医師と最高の溺愛家族を作るまで
そして、帰国前日のこと。
いつも通り、ビーチに行こうと準備をしていると

「イツキ、ちょっとそこまで散歩しない?」

と、ケビンとマオが誘ってきた。
俺はこの時、すぐに頷くことができた。
自分の意思で。

まず訪れたのは、ケビンの家からすぐ行けるダイヤモンドヘッドと呼ばれる山。
頂上に登れば、ワイキキを一望できるらしいが、今回は周囲をぐるっと回るだけだった。
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