40歳88キロの私が、クールな天才医師と最高の溺愛家族を作るまで
「君、SNSで写真投稿してるでしょ」
「何でそれを……」
「イツキから聞いているよ」
「えっ……!?」
「随分と相談に乗ってきたからねぇ……ガハハハ」

(一体、何を知られている?)

「それで、君のSNSもイツキに教えてもらったんだよ」
「何で!?」

(あんな趣味丸出しの……)

「マナが好きそうな画像がいっぱいあるからって。それを見せてやったら……ああなった」
「ああ……とは?」
「君のアカウントの大ファンになっちゃって、それからすっかりSNS中毒だ。今や動画の方も覚えて……」
「な、何かすみません……」

身に覚えのないこととは言え、なんだか居た堪れない気持ちになった。
ところが。

「謝るのはむしろこちらの方だよ」

とケビンさんが言い始めた。
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