40歳88キロの私が、クールな天才医師と最高の溺愛家族を作るまで
(って、そうじゃないだろ!私が聞きたいのは!しっかりしろ私!)
「私の誕生日が……何でしょうか?」
「その日にしよう」
「……はい?」
私の空耳だろうか。
「すみません、今私……聞き逃したみたいで……」
わざとらしく言ってしまったため、樹さんには私の意図が透けていたのだろう。樹さんはまた耳元で
「優花の初めてを、ハワイで貰いたい」
などと、誤解をする余地もないくらい、どストレートに伝えてきた。
「いいよね?」
と念押しして聞いてくる樹さんが、可愛くて……ちょっとだけ怖かった。
けれど、さっき知ってしまった気持ち良さの先を知りたいという欲も、出てきてしまったので
「よろしくお願いします」
と、深々と頭を下げた。
とは言え、気になることは、まだ他にもいくつかあった。
「私の誕生日が……何でしょうか?」
「その日にしよう」
「……はい?」
私の空耳だろうか。
「すみません、今私……聞き逃したみたいで……」
わざとらしく言ってしまったため、樹さんには私の意図が透けていたのだろう。樹さんはまた耳元で
「優花の初めてを、ハワイで貰いたい」
などと、誤解をする余地もないくらい、どストレートに伝えてきた。
「いいよね?」
と念押しして聞いてくる樹さんが、可愛くて……ちょっとだけ怖かった。
けれど、さっき知ってしまった気持ち良さの先を知りたいという欲も、出てきてしまったので
「よろしくお願いします」
と、深々と頭を下げた。
とは言え、気になることは、まだ他にもいくつかあった。