40歳88キロの私が、クールな天才医師と最高の溺愛家族を作るまで
「今から飛行機のチケットとかホテル、取れるんですか?あと、休みとかも……」
「チケットは問題ない」
「おお……」

(何か、秘密の方法でもあるのだろうか)

「ホテルについては、すでに当てはある」
「おおお!」

(これも、樹さんの秘密ルート!?)

「休みについては無理やり取る」
「大丈夫ですか!?」
「俺はともかく……君はどうだ?」
「え?」
「俺としては……その……早く君を抱きたいというのもあるから……極力この時期にしたいんだが……」
「……はい……」

樹さんは、一度振り切れると躊躇わないタイプなのだろうか?
抱きたいという言葉を連発されてしまい、とてもいたたまれない気持ちになってしまう。

「君は……派遣と言っていたから……」
「ああ、その件でしたら、きっと大丈夫だと思います」
「どういう意味?」
「たぶん私……12月は長ーくお休みを取ることになると思いますから」
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